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モノを買うときの情報の役割
少なくとも21世紀に入るまで “情報収集能力” は一つの才能であり、足を使ってたくさんの情報を集められるという能力はそれだけで価値がありました。
しかし今では情報はわざわざ集めにいかなくてもアチラから歩いてくる、いや、走ってくる時代になっていると言っていいでしょう。
現代人が1日に触れる情報量は、「江戸時代の1年分、平安時代なら一生分」とも言われていますが、そもそもこれまで人類の歴史の中で流通している情報量が消費(処理)できる情報量を超えることはありませんでした。
世の中は常に情報の供給が不足し、それが当たり前の状態だったのです。
ところが、インターネットの普及によって流通する情報が一気に増えて消費できる量を上回り、あっという間に情報量における需要と供給のバランスが逆転します。
このバランスが逆転したのは2004年頃とも言われていますが、現在に至っては流れている情報が多すぎることに異論を挟む余地がありません。
そして気がつけば、情報は「集めるもの」から「溢れている中から選ぶもの」へと変化し、今後は“価値のある情報を選ぶ能力” が求められる時代へと急速に進んでいくでしょう。
価値のある情報とは?
では「価値のある情報」とは何か?
溢れている情報の中から価値のある情報を選ぶにはまずこれを確認しておく必要があります。
“価値のある情報”とは一般的な定義では「時代に左右されない」「広い範囲で通用する」といった条件がありますが・・
「星座占いの起源はメソポタミア文明にある」 「今日の蟹座の運勢は65点」
例えばこの2つの情報のうち、価値が高いのはどちらでしょうか?
星座占いの起源はおそらく10年先も変わらないはずなので、これは時代に左右されない情報といえます。
ということは、一般的には「今日の蟹座の運勢は65点」よりも「星座占いの起源はメソポタミア文明にある」という情報の方が価値が高いと言えるかもしれません。
「日本一広い公園は大雪山公園(国立公園)」 「町で一番広い公園はカニカニ公園」
ではこの2つの場合ならどうでしょう?
場所に左右されないという意味では「日本一広い公園は大雪山公園」の方が価値が高いと言えますね。
大雪山公園が日本一広いという情報は、日本中のどこでも通用する情報である可能性が高いからです。
ただし、「星座占い~」「大雪山公園~」の2つの情報は、あまりに普遍的すぎてただの雑学になってしまい、あなた個人にとってはどうでもいい情報になってしまう可能性もあります。
というより、あなたにとっては今日の運勢や町で一番広い公園の方がよっぽど興味深くて価値のある情報のはずです。
つまり、「次の日には価値のなくなる情報や、近所でしか価値のない情報」の方が個人にとって価値のある情報になりえる。
むしろリアルタイムであったりピンポイントな情報の方があなたを豊かにする可能性が高いということです。
「時代を超えた、どこでも通用する情報」も必要ですが、情報がより簡単に手に入る時代においては、より個人的な情報の方が価値を持つことになるのは間違いないでしょう。
人はなぜモノやサービスを買うの?
少し話は変わりますが、人はなぜモノを買うのでしょう?
モノを買うということは、つまりお金を使うということですが、なぜ人は自分の財産を削ってまでモノを手に入れたいのか?
実は、人がモノを買うという行為には、ベースとなる2つの理由があります。
1つは「必要だから」、そしてもう1つは「欲しいから」。この2つの理由がモノを買うという行為の根源にあります。
必要だからモノを買う、例えば、食べ物を買う理由はこれに当たりますね。生きていく上で必要不可欠だからお金を出して手に入れる。
逆に、例えばミニカーなどを集める趣味がある場合、ミニカーを買うという行為の大半は「欲しいから」という理由で占められます。
生きていく上で必要不可欠なモノではないけれど、所有欲などを満たすためにお金を払うわけです。(もちろん所有欲を満たすことも大切です)
ただし、この2つの例のような、買うときの理由がどちらか極端に偏っているモノはほとんどありません。
例えばパソコンの場合で言うと、
「仕事で使うパソコンが壊れてしまった人」にとっては必要不可欠ですし、「新しい機種が出たから買替えたいと思ってる人」にとっては所有欲を満たすモノになります。
ではダイエットの商品の場合はどうでしょう?
ダイエット商品は、基本的には太っていることに悩んでいる人が手に入れたいと思う商品ですが、この場合、購買意欲は主に本人の悩みの深さで決まります。
悩みが深ければ、「欲しい」という理由よりも「必要」という理由の方が大きくなりますよね。
このように、同じ商品でも、「必要」と「欲しい」のバランスは変わる、人によってこの2つの理由のバランスは変ってくるんです。
もちろん、購入に至るまでのハードルは、一般的に、欲しいモノよりも必要なモノの方が低いと言っていいでしょう。
必要と感じているモノの方がお金を払うときの抵抗は少なくなる傾向にあるのは間違いありません。
ただし、人によっては100万円のミニカーの方がお金を払うときの抵抗が少ない場合もあるのが消費者心理の面白いところ。
どちらにしても、「本当に必要だと感じているモノ」や、「理屈抜きに欲しいモノ」には、財布の紐が緩むのは間違いなさそうです。
モノを買うときの判断基準
人がモノを買うという行為のベースにあるのは「必要」と「欲しい」の2つの理由があるというのがここまでの話。
では実際に、人がモノを買う(=お金を払う)行為を完結させるとき、その最終的な決定は、何を基準に決めているんでしょう?
言うまでもありませんが、人がモノを買うとき、ほとんどの場合は他の商品と比較した上で、その商品を買うかどうかの判断をしています。
「必要」と「欲しい」という2つのベースとなる理由はあるものの、その上で様々な比較基準に照らし合わせて最終的にモノを買っているわけです。
その主な比較基準のキーワードは「お得」「すぐ」「ラク」「悩み」「快楽」「限定」といったものが挙げられます。
少々強引な言い回しですが、人は、他よりも「安く」て「すぐに」手に入って「ラク」に「悩み」を解決できて「快楽」が得られる「限定」のモノを買う傾向にあると。
要するに、人はモノを買うときに、これらのうちの何項目かを必ず(無意識に)他のモノと比較しているということですね。
ここでも「必要」と「欲しい」というベースの理由のバランスによって比較項目が異なってきます。
買うときの理由に「必要」が大きなウエイトを占めている場合は、その商品を買うときに比較するのは「なるべく安く」「すぐに届く」くらいの項目しかないでしょう。
そして、「欲しい」という理由が大きければ「快楽」や「所有欲」といった項目が優先されます。
ただし、先程も言ったように、世の中のモノは大半が「必要」と「欲しい」の両方の理由が重なっているので、いずれにしても「お得」「すぐ」「ラク」「悩み」「快楽」「限定」といった項目をいろんな角度から比較しなくてはいけません。
ここで重要になってくるのが「情報」というわけですね。
モノを買うときには、どんな理由であっても、それぞれの項目を比較するための情報が必要だからです。
モノを買うときに役立つ情報
人は、「必要」や「欲しい」という理由によってモノを買いたくなり、実際に購入するときは他の商品やサービスと比較するための情報を集めます。
そして、集めた情報を元に、他のモノよりも「お得か」「すぐに手に入るか」「ラクになるか」「悩みは解決するか」「楽しくなるか」「いつまで買えるのか」などを判断して、モノを買うという行為を完結させます。
もちろん、モノを買うときには、比較するための情報が多いほど判断はしやすくなりますが、同時に、どの情報が自分に価値をもたらすかの選別もしなければいけません。
また、いくら価値があったとしても、キチンとまとまった状態でなければ逆に混乱を招くので、整理されている情報であることも大切です。
現在は、商品やサービスを選ぶときにいくらでも情報は手に入りますが、多くの情報の中から有益な情報を選ぶのはなかなか難しいですよね。
そういう意味では、購入するときの判断を助けてくれる情報はあなたに価値をもたらすでしょう。
商品やサービスを選ぶときに役立つ情報を発信
このサイトでは、商品を購入する際、その判断に役立つ情報を、比較しやすいように整理して紹介しています。
この、情報が溢れている時代に、本当に必要なのは「星座占いの起源はメソポタミア文明にある」とか「大雪山公園が日本一広い」といった普遍的な情報ではなく、個人にしか価値がないけれど、その個人にとってはこの上なく価値が高いという情報かもしれません。
判断基準というのは人それぞれですが、ここでは、様々な商品の情報を、その商品に求められている判断基準を元に整理して紹介しているので、是非あなたのモノ選びの参考にしてみてください。
我々は、どうやら「平安時代の一生分?」または「江戸時代の1年分?」の情報が1日で得られる時代に生きているようなので、その情報を上手く利用して豊かな生活を送りましょう!
どの時代に生きるのが幸せなのかは別ですが・・(^^;)