最近とくに人気が高いチタンの印鑑ですが、印鑑の素材としてそれほど馴染みがないので、確認してみたいことがあるという人は意外と多いですね。
このページは、チタン印鑑に関する『よくある質問』や『おすすめショップの比較』などをまとめた『チタン印鑑の購入ガイド』です。
チタン印鑑の購入を検討しているけど「気になることがある」「どこで購入するか迷っている」という人はぜひ参考にしてください。
実印 16.5mm |
実印 15mm |
銀行印 12mm |
認印 10.5mm |
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9,800円 |
8,800円 |
7,000円 |
5,800円 |
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18,540円 |
15,490円 |
9,380円 |
8,360円 |
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10,980円 |
8,980円 |
6,980円 |
4,980円 |
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15,800円 |
13,800円 |
9,800円 |
8,800円 |
※金額は全て税込・一部を除いて送料無料
早速ですが、こちらは人気のある有名印鑑ショップにおけるチタン印鑑の価格を、男性用の実印で多い「16.5mm」、女性用の実印で多い「15mm」、銀行印に多い「12mm」、認印に多い「10.5mm」の各サイズで比較したものです。
チタンの印鑑を販売している専門の印鑑ショップであっても、こうして比較してみると意外とそれぞれの価格に差があることが分かると思います。
では、なぜショップによってこのような価格差があるのでしょうか。
その理由も含め、ここからは「素材の違い」「どんなショップを選べばいいか」などの疑問をQ&Aで解説していきます。
Q1:チタン印鑑の価格に違いがあるのはなぜ?
Q2:印鑑に使われるチタン材はどれも同じ?
Q3:チタン印鑑は模造が心配なんだけど…
Q4:どんな点を基準にショップを選べばいいの?
Q5:具体的にはどこのショップで作ればいい?
Q1:チタン印鑑の価格に違いがあるのはなぜ?
チタン印鑑は主にこのような理由で価格に差が出ます。
1.自社で加工しているか
2.仕上げの技術料
3.材料の仕入れ価格
4.広告費・タレント料
- 自社で加工しているか
- 仕上げの技術料
- 材料の仕入れ価格
- 広告費・タレント料
チタンはとても硬い金属なので加工するのが難しく、自社で加工できない場合は請負業者に外注して製作してもらいます。自社で製作しているショップはその費用が抑えられるので他よりも価格が安いというケースが多いです。
チタンの印鑑はすべて機械(レーザーなど)で加工しますから、製品の出来上がりにはそれほどの違いはありません。ただし最終的な仕上げは手作業になるので、そこでの技術料の違い(品質の差)が価格に反映されていることがあります。
チタン材の仕入れ値は、たくさんの注文がある(=大量に仕入れる)ショップは基本的に安くなるので、やはりたくさん売れているショップはそのぶん価格が安い傾向にあります。
ネットなどでたくさん広告が出ているお店やタレントを使っているお店は、売上げが増えて材料の仕入れ値が安くなるケースがある反面、どうしてもその費用が上乗せされることになります。
Q2:印鑑に使われるチタン材はどれも同じ?
印鑑に使われるチタンはほぼ「純チタン」で、チタン材の種類や価格はどこのショップも基本的に同じです。
印鑑の材料となるチタンは、ほぼ全てのショップで「純チタン」を使っています。「純」チタンとは、純度100%という意味ではなく「純度の高い(99.2%以上)」チタンのことを指します。
JIS規格ではその純度の高いほうから1種・2種・3種・4種に分かれていて、印鑑で使われているチタンは、硬度と加工しやすさのバランスを考えて通常は1種(99.5%)か2種(99.4%)のどちらかが使われます。
ちなみに、純チタンだから高級というわけではなく、むしろ用途に応じて他の金属を混ぜる「チタン合金」はそのほとんどが純チタンよりも高価です。
“純”チタンと聞くと高価に感じますが、実は純チタンの原価はアルミやステンレスとそれほど変わりません。
なので「当店の印鑑は純チタンを使用した高級品です」というアピールをして高い金額を付けているお店には注意が必要です。
Q3:チタン印鑑は模造が心配なんだけど…
既成フォントを使って機械で作るとほぼ同じ製品が出来上がります。これはチタン以外の素材にも言えることなので、実印や銀行印を作る場合は「手書きの印面」で作るショップを選ぶことをお勧めします。
チタンの印鑑は材質が硬く手彫りでは作ることができないため、機械(レーザーなど)で印面を彫ることになります。
機械で作るというと複製が簡単にできてしまいそうなので模造されないか心配になりますが、印鑑(印章)や印影の偽造はもちろん法律で禁止されています。
なので、基本的には同じお店で同じ印鑑は作りませんが、別のお店で既成フォントを使って製作した場合は同じものができる可能性は否定できません。
氏名や書体などすべて一致する可能性は極めて低いですが、できれば実印や銀行印は「手書きの印面(書体)」で作るショップを選ぶことをお勧めします。
印面が手書きであれば機械で彫っても同じものはできないので安心です。
Q4:どんな点を基準にショップを選べばいいの?
認印であればある程度は安さを重視してもいいですが、実印や銀行印を作るのであればまずはセキュリティ面で信頼がおけるかどうかが重要です。
チタン印鑑をどこで作るかは「認印」か「実印・銀行印」によっても違いますが、認印であればある程度の品質が確保されているのであれば安いショップを選んでも構わないでしょう。
ただし実印や銀行印の場合は、印面の管理などセキュリティ対策がしっかりしているショップを選ぶことが大切です。
信頼性を確認するのはなかなか難しいですが、販売実績、会社の住所が日本国内かなどを調べてみるという方法もあります。
やはり自社で製作しているショップは、価格が安い傾向にあると同時に、印面のデザインなどで融通が利く(=セキュリティ対策もできている)のでコスパと信頼性の面でもオススメです。
Q5:具体的にはどこのショップで作ればいい?
安くてセキュリティ対策がしっかりしているという基準に加えて「10年以上の保証付き」「日本の会社」といったところもチェックしてみましょう。
街のハンコ屋さんで作るのもいいですが、店舗の経費や人件費が削減できるぶんネットショップのほうがコスパに優れていることが多いです。
ただしネットショップといってもたくさんあるので、どこを選べばいいか判断が難しいですよね。
実印 16.5mm | 実印 15mm | 銀行印 12mm | 認印 10.5mm | |
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9,800円 | 8,800円 | 7,000円 | 5,800円 |
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18,540円 | 15,490円 | 9,380円 | 8,360円 |
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10,980円 | 8,980円 | 6,980円 | 4,980円 |
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15,800円 | 13,800円 | 9,800円 | 8,800円 |
※金額は全て税込・一部を除いて送料無料
そこでチェックしたいのが、「日本国内に会社の住所があること」「製品に10年以上の保証サービスが付いていること」という2つです。
あくまでも1つの目安ですが、この表で紹介しているような「10年以上の保証を付けている日本の会社」を選ぶと安心感はあります。
とくに「はんこプレミアム」はホームページ上で自社工場の住所まで掲載してあるので安心です。
信頼性という意味では、同じ氏名でも同じ印影にならないように1つ1つがオリジナルのデザインをしてくれるところもポイントが高いですね。
【まとめ】〜印鑑の素材として新たに定番となったチタン印鑑
ひと昔前は印鑑の素材として「象牙」が定番でしたが、ワシントン条約の関係もあり現在は製作すること自体が難しくなっています。
また、生命を宿さない素材は運気を下げるなどという説もありましたが、今ではむしろ、動物愛護の観点から水牛の角など動物の一部を使用した印鑑そのものが避けられる傾向にあります。
そこで新たに注目を浴びたのが天然の金属素材でもある「チタン(チタニウム)」の印鑑です。
硬くて加工が難しいうえに希少性があったので登場した当初はかなり高価でしたが、人気とともに生産数が多くなって価格はすっかり落ち着きました。
さらに、朱肉のノリや捺印性が悪いといった初期の評価も加工技術の向上により改善し、今は印鑑の素材の中でも捺印性はトップレベルです。
価格の高さや捺印性の悪さなどのデメリットを克服したことでますます人気が高まっているチタンの印鑑ですが、最後にそのメリットをまとめてみました。
- 硬くて丈夫なので耐久性が高い
- 水洗いが可能でお手入れが簡単
- 金属アレルギーの少ない素材
- 捺印性が高くてキレイな印影
- 象牙などに比べるとお手頃な価格
このように多くのメリットがあるので、もしどんな素材で印鑑を作ろうか迷っていたら「チタンの印鑑」をその候補に入れることをお勧めします。
先にも紹介した 【はんこプレミアム】公式サイト をはじめ多くのショップでは様々なカラーが選べるのでぜひ「チタンの印鑑」を体験してみてください。
あの “文字が彫られた棒” は一般的に「印鑑」と呼ばれることが多いですが、印鑑は本来「登録してある印影」という意味なので正しい呼び方ではありません。ただし、馴染みのある呼び方なのでこのページでは「印鑑」と表記しています。なお、“文字が彫られた棒” の正しい名称は「印章」または「ハンコ」です。